蒜香紙包骨│広東風豚肉の紙包揚げ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
香港などで食べられる広東料理『蒜香紙包骨│広東風豚肉の紙包揚げ』のレシピを紹介します。醤油で浸けた豚ばら肉をクッキングシートに包み、そのまま挙げて作る料理です。から揚げや天ぷらとは一味違った風味を楽しめます。

この料理で活躍するクッキングシートは紙の表面にシリコンやテフロンをコーティングした調理器具です。250℃程度の耐熱性があり、蒸気は通しますが液体の水ははじくなどの特徴があります。普通の紙も実は230℃程度の耐熱性があり、オーブンに入れたり油で揚げた程度では発火しません。 クッキングシートがない場合は普通の紙で代用してみましょう。(ただし普通の紙も熱源に触れたりすると、もちろん発火します。)

現在のようなクッキングシートが登場するまではパラフィン紙が代わりに使われていました。パラフィン紙は肉まんの底に敷かれていたり、薬包紙などとして使われたりするあの紙です。クッキングシートよりも耐熱性に難がありますが、蒸したりオーブンで焼いたりする分にはほとんど同じように使えます。パラフィン紙もまだまだ現役です。薬包紙は薬局やホームセンターで購入でき、クッキーを焼くときなどに大きさが手ごろなので常備しておくと便利かもしれません。

ちなみにクッキングシートは中国語で牛脂紙、パラフィン紙は石蠟紙などといいます。新しい調理器具は中国語の名称がまったく統一されていないので、実物を見て何がどういう漢字で書かれるのか地域ごとに覚えておく必要があります。面倒くさいですね(笑)。

それではレシピです。


[材料]
豚ばら肉 ……… 500g
ニンニク ……… 10個
ショウガ ……… 10g
ネギ ……… 20g

[調味料]
紹興酒 ……… 大さじ2
醤油 ……… 大さじ2
片栗粉 ……… 大さじ2

砂糖 ……… 大さじ1

[作り方]
1.ニンニクをみじん切りにする。ショウガを薄切りにする。ネギをぶつ切りにする。

2.すべての調味料を混ぜ合わせ、豚ばら肉を塊のまま20分ほど漬けておく。

3.豚ばら肉を塊のまま耐熱のクッキングシートにのせ、上にニンニク、ショウガ、ネギを盛り付ける。クッキングシートで豚ばら肉を包み、口を折って閉じる。

4.鍋に揚げ物油を170度に熱し、作り方3で豚ばら肉を包んだクッキングシートをそのまま入れて揚げる。豚ばら肉がきつね色になるまで5分ほど揚げたら、取り出してクッキングシートを開けて打つ粟に盛り付けて完成。

Point!
豚ばら肉は丸ごと使うのではなく、ある程度の大きさ(長さ)に切り分けてそれぞれをクッキングシートで包んだ方が良いでしょう。調理時間の短縮になります。


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