油菜炒羊肉│アブラナと羊肉の中華炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『油菜炒羊肉│アブラナと羊肉の中華炒め』のレシピを紹介します。アブラナの葉と羊肉を醤油で炒めた料理です。羊肉独特の臭みをアブラナの葉の苦みが上手くカバーして消してくれています。

「油菜」と漢字で書くと一瞬なんの野菜のことか分からなくなりますが、これはアブラナのことです。ナノハナ(菜の花)やナタネ(菜種)と呼ばれることも多いですが、これらは同じ植物です。学名は Brassica rapa で、もともとは西アジアの麦畑に生える雑草だったのですが、農耕技術の伝播と共に世界各地に生息域を広げました。日本では弥生時代から栽培されている由緒ある野菜です。


アブラナって食べられるんですか?という方もいると思いますが、アブラナの"変種"の名前の方が野菜としては有名かもしれません。

例を挙げると
 B. rapa var. nipposinica - ミズナ
 B. rapa var. rapa - カブ(ヨーロッパ系)
 B. rapa var. hakabura - ノザワナ
 B. rapa var. perviridis - コマツナ
 B. rapa var. chinensis - チンゲンサイ
 B. rapa var. pekinensis - ハクサイ
 B. rapa var. glabra - カブ(アジア系)
などなど。

どうでしょうか?白菜やカブ、チンゲンサイ、コマツナもアブラナの変種なのです。(ただし現在は遺伝子による系統樹作成が進んでいるので学名が変わってくる種もあるかもしれません。)

種によって食感や味、食べる部位も大きく違いますが、どでも身近な野菜であることに変わりはありません。上気の別の材料で同じ料理を作って食べ比べてみると面白そうですね。



[材料]
羊肉 ……… 150g
アブラナ葉 ……… 250g
ショウガ ……… 10g
ニンニク ……… 10g
トウガラシ ……… 10g

[調味料]
醤油 ……… 小さじ1
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 少々
塩 ……… 少々

[作り方]
1.羊肉を薄切りにする。アブラナ葉を食べやすい大きさに切る。ショウガを千切りにする。ニンニクをみじん切りにする。トウガラシを輪切りにする。

2.熱したフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ショウガを炒めて香りを出す。続いて羊肉を入れて色が変わるまで炒めたら、醤油と酒を入れて混ぜながら炒めてアルコール分を飛ばす。 アルコール分が飛んだら羊肉を取り出しておく。

3.作り方2のフライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)を足し、ニンニクとトウガラシを炒めて香りを出す。続いてアブラナ葉を入れて1分ほど中火で炒めてしんなりさせたら、砂糖と塩を加えて味を調える。最後に作り方2で取り出しておいた羊肉を戻し、加熱しながらざっくりと混ぜ合わせたら巻セう。

Point!
アブラナ以外のアブラナ科の葉野菜を使っても作れます。


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