塔香蒜子雞塊│若鶏の台湾バジルとニンニク炒め

難易度:☆ 調理時間:30分以内
台湾の家庭料理『塔香蒜子雞塊│若鶏の台湾バジルとニンニク炒め』のレシピを紹介します。九層塔と呼ばれる台湾バジルと丸ごとのニンニクをたっぷり使って鶏肉を炒めて作る料理です。スタミナがつきます。

「九層塔」は台湾では非常によく使われる香辛料で、生の葉を揚げたり炒めたりして料理に風味をつけるのに使います。九層塔とは漢字の通り、九層に連なった塔を意味し細長い花穂の形状から名づけられています。いわゆるバジルの花穂です。

台湾の標準中国語では九層塔というのですが、同じ台湾に住む客家の人々が使う客家語では「七層塔」と少し控えめな表現となります。昔何かあったのでしょうか(笑)?台湾バジルにも種によって花穂が七連くらいの短いものになることもあるので、そういう違いかもしれません。(下の写真参照)

さて台湾の客家語話者は300万人ほどいると考えられていますが、彼らは大陸にいる客家とは違い日本統治を経験しており、台湾客家には多くの日本語からの外来語が残っています。

例えばタライ、バール、モーター、エンジンなどの生活用品や機械工具、バス、カメラ、アルミ、アンモニア、フィルム、ガス、ハイヤー、ジープ、コーラなど日本統治時代に台湾にもたらされた商品名や近代的概念、オモチャ、キョーカショなど子供たちが真っ先に触れるものなどなど枚挙にいとまがありません。100年ほど前の言葉ですが、実は台湾語としても残されており、今でも使っている人は多くいます。

台湾で、「これって中国語でなんていうんだろう……」と迷ったときは、ひとまず日本語で押し通すというのも時々可能です。工具店や建築現場、そして以外にもビリヤード場やボーリング場では意外と通じます。

九層塔の花はこんな感じ。モノによっては九層以上に花が連なる場合も(笑)。

[材料]
若鶏肉 ……… 800g
ニンニク ……… 15個
ネギ ……… 30g
トウガラシ ……… 2本
バジル ……… 50g
 (九層塔、台湾バジルが手に入ればそれを使う。)

[調味料]
オイスターソース ……… 大さじ1
醤油 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ1
砂糖 ……… 大さじ1
水 ……… 80cc

[作り方]
1.若鶏肉をよく洗い、一口サイズに切り分ける。トウガラシとネギをぶつ切りにする。ニンニクの皮をむいておく。

2.フライパンに大さじ1のサラダ油をひき、作り方1の若鶏肉を入れて表面の色が変わるまで軽く炒める。続いてニンニク、ネギ、トウガラシを加えて香りが出るまで中火で炒める。更にすべての調味料を混ぜ合わせたものを加え、水気がなくなるまで時々かき混ぜ合がら炒める。

3.最後にバジルの葉をちぎって加え、ざっくりとかき混ぜたら器に盛り付けて完成。

Point!



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