香菇雞湯│シイタケと鶏もも肉のスープ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾の伝統料理『香菇雞湯│シイタケと鶏もも肉のスープ』のレシピを紹介します。 干しシイタケと鶏もも肉を煮込んで作るだけというシンプルな料理です。台湾人なら初めて作る料理がこの料理という人も多い定番中の定番料理です。

日本で鳥類と言えば、スズメやカラスがおなじみです。スズメは中国語で「麻雀」、カラスは「烏鴉」と言います。スズメがマージャンとは面白いですね。不思議なことに台湾の都市部には日本と違ってカラスがほとんどいません。

さて大人の嗜み≪麻雀≫と言えば日本では手元に13枚の牌を準備して遊ぶ、香港式の『一三張式』というルールが一般的です。麻雀がスズメを表すので、ゲームとしてのマージャンは≪麻將≫と表記します。読みはマージャンです(笑)。

台湾にも麻雀があるのですが、台湾は大陸式の『一六張式』というルールで遊びます。牌の数が三枚増えているので、日本より面子を一組多く作って上がるのが基本です。そして多くのローカルルールがあります。日本と台湾の麻雀ではかなりルールが違うのですが、日本の麻雀のルールを知っていれば、少なくとも牌を選びながら一巡するくらいは遊ぶことが可能です。

台湾麻雀の基本的なルールは、
 ・リーチがない。
 ・花牌がある。(ただし高雄辺りでは使わない)
 ・得点は符と飜で計算するのではなく、台という役固有の点数を単純に合計して計算する。
 ・ツモの時の得点はロンの3倍になる。
 ・通常は一荘制。半荘で遊ぶことはまずない。
 ・ドラがない。
 ・ハイは1牌、2牌ではなく1張、2張と数える。
などです。

おそらくもともと南京地方のローカルルールが国民党の遷台とともにわたってきたものと考えられますが、今ではすっかり地方ごとのローカルルールも定着し、中国大陸のものとは別物になっています。

日本と同じように少額のお金をかけて嗜む程度に打つのが基本です。仲間内でお酒を囲みながらワイワイやる分にはとても盛り上がりますので、誘われることがあれば遠慮なく輪に入ってみましょう。 



[材料]
鶏もも肉 ……… 300g
ショウガ ……… 50g
干しシイタケ ……… 6-10個
水 ……… 1000cc

[調味料]
塩 ……… 適量

[作り方]
1.鶏もも肉をぶつ切りにする。ショウガを薄切りにする。

2.鍋にすべての材料を入れ、蓋をして弱火で1時間ほど煮込む。

3.塩で味を調えて完成。

Point!
作り方2から先は炊飯器でも作れます。スイッチを入れるだけなので簡単です。

シイタケの品質がもろに出ます。小型で香りの弱いものを使う場合は多めに、大きくて品質の良いものは数を少なめに入れてください。


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