蝦仁肉圓│エビ肉円

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾南部夜市の定番メニュー『蝦仁肉圓│エビ肉円』のレシピを紹介します。通常の『肉圓』より小ぶりで皮がゆるく、餡にエビが入っています。価格も安く4-5個を40-50元で食べられます。日本で再現して見ましょう。

「えび」とはもともとブドウのような色を表す言葉(えび色)でしたが、色が似ているということから動物のエビの名称として用いられることとなり、そのまま定着しました。

エビは中国語で「蝦」と書きます。日本語と同じ漢字です。虫偏は置いといて、旁の部分を見てみましょう。「叚」は手で物に布などの薄いものをかぶせる動作を表した漢字です。この漢字を単独で使うことはまずありませんが、人偏を付けて「假」、「仮」、虫偏で「蝦」、雲冠で「霞」、王偏で「瑕」などの漢字を作ります。どれも表面の、被せた、覆った、一時的な、という意味があります。

ほかにも「嘏」、「葭」、「瘕」、「遐」、「豭」、「猳」、「犌」、「腵」、「貑」、「麚」、「婽」、「徦」、「椵」、「煆」、「鰕」、「溊」、「碬」、「縀」、「赮」、「鍜」、「騢」、「睱」などの漢字があるので、興味がある人は意味を調べてみましょう。

あと時々質問されるのであらためて書いておきますが、当ブログでよく使う「サツマイモデンプン」は、日本では「わらび餅粉」として変えます。唐揚げの衣に使うとサックリするので台湾料理ファンは常備しておきましょう。


それではレシピです。



[材料1]
サツマイモデンプン ……… 200g
米粉 ……… 100g
冷水 ……… 800cc

[材料2]
豚ロース肉 ……… 150g
エビ ……… 50g
シナチク ……… 50g
干しシイタケ ……… 30g

[調味料]
塩 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 大さじ1
胡椒 ……… 大さじ1/2

[作り方]
1.豚ロース肉をみじん切りにする。干しシイタケを水で戻し、いしづきを取り除いてかさ部分を四分の一に切っておく。シナチクをよく洗って繊維に沿って細く裂き、1cmの長さに切り分けておく。エビの殻を剥き背ワタを除いておく。

2.熱した鍋に大さじ3のサラダ油(分量外)をひき、作り方1の干しシイタケ、豚ロース肉、エビを入れて色が変わるまで炒める。続いて塩、砂糖、胡椒を加えて混ぜ合わせたら、更にシナチクを加えて中火で炒めながらよく混ぜ合わせておく。1分ほど炒めて材料に火が通ったら火を止めておく。エビ餡の完成。

3.ボウルにサツマイモデンプン、米粉、冷水を入れ均一に混ぜ合わせたら、半量を別のボウルに取り、湯煎にかけてかき混ぜながら40度まで加熱する。全体が糊状になったら残り半量の生地を加え、同じように混ぜ合わせながら湯煎で40度まで加熱する。

4.蒸篭の底にガーゼやクッキングシートを敷く。大き目のスプーンに作り方3の生地を取り、上に適量のエビ餡を乗せる。更に上から生地をかぶせて餡を閉じ、別のスプーンですべり落とすようにして蒸篭のガーゼの上に乗せる。ある程度間隔をあけて材料を並べたら蒸し器にかけ、強火で5分ほど加熱したら完成。

Point!
焼いても食べられると思いますが、生地がゆるいので餃子のようにパリッとした感じにはなりません。

ソースは醤油かテンメンジャンベースで好みのものを混ぜ合わせて作りましょう。


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