牛肉蘿蔔湯│牛肉とダイコンのスープ

難易度:☆ 調理時間:1時間以内
台湾の家庭料理『牛肉蘿蔔湯│牛肉とダイコンのスープ』のレシピを紹介します。シンプルに牛肉とダイコンだけを使ったスープです。風邪をひいてのどが痛いときなどに食べる薬膳の一種でもあります。

台湾の牛肉の生産量は6874トン(2013年)。生産量は近年増加傾向にあり、更にこの10倍以上の量を欧米からの輸入に頼っていますが、消費量はそれでも10万トンに届きません。国内で892万トンを生産している豚肉のと比べるととても少ない数字です。

もともと台湾では近代まで農業を主要な産業として発展してきた地域であり、牛馬、特に牛は貴重な労働力として農家で大切に養われてきました。そのためこの数十年で食の欧米化が進むまで、特に田舎では牛肉を食べるという習慣がまったくなく、今でも牛肉だけは食べないというお年寄りがたくさんいます。近代に入りわずかながら食べられていた牛肉にしても1970年代頃までは農家で労働に適さなくなった水牛を食べていただけであり、酪農すらほとんど行われていませんでした。日本の明治時代もこんな感じだったのでしょうか?子供が学校や家庭で牛乳を飲み始めたのも1970代後半から80年代に入ってからの話で、当時は政府によって盛んに牛乳の健康効果がアピールされていたようです。たしかこの年代を境に台湾人の体格が変わったという研究もあった気が…。

今では台湾の各地に観光農場が整備されており、国内でもとくに乳牛の飼育が増えてきています。ただもともと台湾は低緯度地域なこともあり、もともと牛の飼育に適してはいません。そのため牛乳の品質は日本と比べていまいち、しかも日本より価格が高く、若い人も日本人ほど牛乳を(直接)飲みません。今の台湾人にとっては牛乳は何かと混ぜて飲むもの、例えば『タピオカミルクティー』や『パパイヤミルク』、『スイカ牛乳』などにして飲むのが性にあっているようです。砂糖入れすぎ!などと批判されることの多い台湾のドリンク文化ですが、牛乳の消費には一役かっていそうです。

同じ品種の乳牛からとれた牛乳ですが、環境や飼育方法の違いもあって日本と台湾では品質が少し異なります。海外旅行に出かけたらその土地の牛乳を飲んでみて、味の違いを楽しんでみましょう。目指せ牛乳ソムリエ!

[材料]
牛スジ ……… 200g
ダイコン ……… 400g
水 ……… 適量

[調味料]
塩 ……… 適量
胡椒 ……… 少々
酒 ……… 大さじ1

[作り方]
1.牛スジを厚さ1cmの薄切りにし、沸騰したお湯にくぐらせてアクを抜いておく。ダイコンの皮を剥き、厚さ1cmの半円形に切る。

2.鍋に1000ccほどの水を沸騰させ、作り方1の牛スジを入れて塩で味を調える。牛スジに火が通ったらダイコンを加え更に20-30分ほど煮込む。ダイコンに火が通ったら胡椒、酒を加え、器に盛りつけて完成。

Point!
ダイコンを入れる前にスープには塩で味をつけておきましょう。順番が逆になるとスープにダイコンの風味が出ません。

塩の量でかなり風味が変るので、レシピは水と塩の量を適量としています。好みの塩加減で作りましょう。薄味にしたほうが素材の味が活きます。


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