五香烤猪肉│豚肉の五香粉焼き

難易度:☆ 調理時間:数日
五香粉香る『五香烤猪肉│豚肉の五香粉焼き』のレシピを紹介します。ご飯との相性が抜群で、冷めても美味い豚肉料理です。五香粉ベースの調味料につけた豚肉をオーブンで焼いて作ります。

唐突ですが数学の話。ピタゴラス数(中国語では畢達哥拉斯定理)という数があります。 a2 + b2 = c2 を満たす自然数の組のことです。二等辺三角形の各辺が整数比になるというアレです。このピタゴラス数a、b、cの組のうち少なくとも一つは5の倍数であるという定理をご存知でしょうか?

簡単に証明します。

(証明)
(1) a = 5m ± 1、b = 5n ± 1 (m、nは自然数)のとき
 a2 + b2 = 25m ± 5m + 1 + 25n ± 5n + 1 = 5N + 2 となるが、どんな c = 5p ± 1、5p ± 2 でも c2 を5で割った余りは、1または4となり、余りが2となることはない。
(注:5の倍数以外の自然数の二乗を5で割った余りは必ず1か4になります。)

(2) a = 5m ± 1、b = 5n ± 2のとき(逆も同様)
 a2 + b2 = 25m ± 5m + 1 + 25n ± 10n + 4 = 5N となるが、どんな c = 5p ± 1、5p ± 2 でも c2 を5で割った余りは、1または4となり、余りが0となることはない。
(注:5の倍数以外の自然数の二乗を5で割った余りは必ず1か4になります。)

 (3) a = 5m ± 2、b = 5n ± 2のとき
  a2 + b2 = 25m ± 5m + 4 + 25n ± 10n + 4 = 5N + 3 となるが、どんな c = 5p ± 1、5p ± 2 でも c2 を5で割った余りは、1または4となり、余りが3となることはない。

(1)、(2)、(3)より、a、b、cとも5で割り切れない場合は、a2 + b2 = c2 にならない。したがって、a、b、c のうち少なくとも一つは5の倍数である。
(証明終わり)

そんなに難しくはないですが、数学から離れているとぱっと証明方法が思いつかないですね。台湾人に聞くと、台湾のの中学校では幾何学以外の分野で(たしか…)証明問題を取り扱わないそうなので、高校数学レベルだそうです。まぁまったく料理とは関係ないですが、たまには頭の体操ということで(笑)。


[材料]
豚ばら肉 ……… 200g
ニンニク ……… 5個
葉ニンニク ……… 20g

[調味料1]
塩 ……… 小さじ2
味の素 ……… 小さじ1/2
砂糖 ……… 小さじ1
五香粉 ……… 小さじ1
胡椒 ……… 小さじ1/2
酒 ……… 小さじ2


[作り方]
1.豚ばら肉を1.5cmの厚さに切る。ニンニクをすりおろす。

2.塩、味の素、砂糖、五香粉、胡椒、酒を混ぜ合わせ、作り方1の豚ばら肉の表面によく刷り込む。さらにすりおろしたニンニクを表面にまぶし、ラップで包んで冷蔵庫で丸一日冷やしておく。

3.オーブンを200度に熱し、作り方2で浸けておいた豚ばら肉を20分焼く。火が通ったら取り出して薄切りにして完成。

Point!
そのまま食べても美味ですが、白ご飯の上に乗せてすりおろしたショウガなどをちょっと乗せ、酢醤油を垂らせば最高の料理になります。

オーブンで焼くとき表面が焦げ始めたらアルミホイルをかぶせましょう。


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