擔擔麵│タンタン麺

難易度:☆ 調理時間:30分以内
四川風ですが辛味を抑えた本格『擔擔麵│タンタン麺』のレシピを紹介します。ひき肉とテンメンジャンで作る肉醤をラーメンなどに乗せて作ります。麺とスープはなんでも良いのでインスタントの塩ラーメンで作るのが簡単ですが、本格的に麺から作っても良いでしょう。

タンタン麺のタンタンは漢字で「擔擔兒│担担(ㄦ)」と書き、四川省成都の方言で天秤棒を指し、古くは天秤棒でこの料理を売り歩いたことに由来しています。台湾の『擔仔麵』の「擔仔」と同じものですね。つい最近まで本家四川省では一般的な麺を売り歩くスタイルだったのでしょう。

発祥は1841年ごろ、四川省自貢の陳包包というあだ名の男性が考案して、成都で売り歩いたのが始まりとされています。日本の江戸時代のそば屋のように天秤棒の片側に七輪と鍋を、もう一方に食材と食器などをのせ、担いで売り歩いていたそうです。案外江戸時代のそば屋台のスタイルを出島経由で出入りしていた商人もしくは苦力が中国に伝えたのかも知れません。

『タンタン麺』の肉醤は余ったらチャーハンの具にも出来ます。テンメンジャンとラー油の甘辛い味付けがポイントです。ぜひ再現してみてください。


[材料]
豚ひき肉 ……… 100g
ネギ ……… 10g
麺 ……… 1人分
中華スープ ……… 適量

[調味料1]
テンメンジャン ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
醤油 ……… 小さじ1


[調味料2]
醤油 ……… 大さじ2-3
酢 ……… 小さじ1
ラー油 ……… 大さじ1/2
 (好みで増減させる)
胡麻ドレッシング ……… 大さじ1


[作り方]
1.フライパンに大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、豚ひき肉を全体が白っぽくなるまで炒める。続いてすべての調味料1を加えて香りが出るまでいためたら火を止める。肉醤の完成。

2.ラーメンの器に調味料2を加え、沸騰した中華スープを加えてスープを作る。

3.麺を茹でて火を通し、作り方2のスープに入れる。上に肉醤を乗せたら完成。

Point!
中華スープが調味済みの場合は調味料2の醤油の量を減らしてください。塩辛くなりすぎます。

通常は茹でたホウレンソウやチンゲンサイが添えられます。好みでどうぞ。

スープにみじん切りにしたザーサイ、その他漬け物を大さじ1/2ほど加えるとより本格的です。こちらも好みでどうぞ。

テンメンジャンは豆板醤と味噌と砂糖を好みの比率で混ぜ合わせても何とか代用できます。

みじん切りにしたネギやニンニクを最後に肉餡の上から散らしても美味です。


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