聖心│Sensation、センセーション

聖心│Sensation、センセーション

1967年及び1970年にアメリカから台湾に試験導入された種のうちのひとつ。アーウィン種よりも遅く結実し、品質も生産量もアーウィン種に劣らないことから商業栽培が始まった。

センセーションの原木は1935年にフロリダで実生苗として生まれた。近年までの数十年、その両親は不明であった。しかし2005年に行われた遺伝子分析の結果、センセーションはおそらくヘイデン(Haden)種及びブルックス(Brooks)種に起源を持つことが確認された。 1941年に初めて実をつけ、1949年にセンセーションと名付けられた。

美しい外観と高い生産性を誇りるが、未成熟果実の大きさが比較的不揃いであるという欠点がある。生産者による広告が功を奏したのか大規模な商業生産がはじまり、アメリカでも人気の種となった。

台湾に導入されて後の1973年から政府の保護を受けて大規模生産が始まった。しかし台湾の気候に合わなかったのか毎年の収穫が安定せず、また後発のその他晩生種に押されて徐々に生産量を減らし現在は台南県楠西郷及び玉井郷でわずか70haの生産面積しかない。

炭疽病に強く露天栽培が可能である。

一般的な旬は7-9月。未成熟の果実は暗緑色~赤紫色で、一ヶ月ほどで完熟し美しい黄色と赤のグラデーションとなる。果皮は薄く、果肉は細かい繊維質で滑らかな食感が特徴である。糖度と酸度のデータはないが実食した感覚ではそれほど高くない。

台湾のスーパーでは一個100-130元(約200元/kg)、市場では更に安い。アーウィン種の旬が終わってから出回るので、8-9月に台湾を訪れた場合でも楽しめるマンゴーである。

外観は明るい赤と黄緑色のグラデーションで非常に美しい。

果肉は薄いオレンジ。クセのないさっぱりとした味わい。


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