口水黄瓜│涎胡瓜

難易度:☆ 調理時間:一瞬
『口水鶏』の技法で作る『口水黄瓜│涎胡瓜』のレシピを紹介します。ピリ辛、甘酸っぱいソースで胡瓜のうす切りを和えたサラダ風料理です。暑い夏にはこういう涼しげな料理がピッタリですね。

日本語のキュウリは中国語の「黃瓜」即ち「きうり」に由来します。古くはこの「きうり」に「木瓜」の字を当てたりもしましたが、今では中国語で「木瓜」はパパイヤを表します。

日本には平安時代以前から東南アジアから伝わった南方種と呼ばれる完熟させて食べるキュウリが栽培されていました。この系統の果実は完熟させると黄色になり、正に文字通りの「黄瓜」だったのです。シルクロード経由で伝わった水気の多い今風のキュウリが江戸時代に伝わってからも、古くからの習慣のまま完熟させて食べていたそうで、苦味が強く大した栄養もないと人々に毛嫌いされていたそうです。

キュウリは人々には人気のない野菜として江戸時代を通して不遇の時代を過ごしますが、幕末に味も歯ごたえも良い品種が開発されてから人気に火がつき、現在のように家庭料理に欠かせない野菜となりました。近代に入り各地で様々な品種が開発され、日本では実はほぼ県単位で異なる品種のキュウリが食べられています。興味のある方は引越しや旅行のたびに当地で食べられているキュウリと地元のキュウリを比べてみるのも面白いかもしれませんね。


[材料]
キュウリ ……… 500g
ニンニク ……… 3個
ショウガ ……… 5g
クコの実 ……… 適量

[調味料]
ラー油 ……… 大さじ2
醤油 ……… 大さじ2
七味トウガラシ ……… 小さじ1
塩 ……… 小さじ1/4
ゴマ ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1


[作り方]
1.キュウリをピーラーで薄切りにし、1-2gの塩(分量外)をまぶして柔らかくしておく。

2.ニンニクとショウガをみじん切りにし、すべての調味料と混ぜ合わせてドレッシングを作る。

3.器に作り方1のキュウリを並べ、作り方2のドレッシングをかける。最後にクコの実を散らして完成。

Point!
キュウリの切り方は何でもOK。太く切る場合は叩いて割っておきましょう。

調味料の割合は好みで調節してください。


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