山藥蒸排骨│ヤマイモと豚唐揚げ蒸し

難易度:☆ 調理時間:30分以内
炒めて蒸す!中華の技法を二つも盛り込んだ『山藥蒸排骨│ヤマイモと豚唐揚げ蒸し』のレシピを紹介します。ヤマイモとニンニクをたっぷり使って炒めた豚肉をあわせ、更に蒸して作るホクホクの料理です。

台湾料理でも「蒸す」という調理法は頻繁に用いられます。ところで漢字の「蒸」に注目してみると…、なぜ草冠がついています。なぜでしょう?

蒸すという字はもともと、「丞」という字が元になっています。これは一番下の横線「一」が水面、「了」が人、両側の「フ」みたいな部分が手をあらわしており、もともと「水に落ちた人を助け上げる」
という象形文字が由来になっています。そのため「助ける」という意味と同時に、「下から上に引き上げる」という意味を表します。「承」という字がとても似ていますが、これは成り立ちが少し異なり、中央の人が跪いて両手を掲げた姿、つまり「受け賜る、承る」の意味を表しています。

「丞」の下に火がつくと「烝」、そのまんま「火気が下から上に上るさま」を表した漢字で、もともとはこの字が「蒸す」の意味を表していました。これに草冠のついた「蒸」はもともと「烝」のための火をおこす燃料をあらわしていましたが、いつからかこちらの方が「蒸す」を表す漢字として使われるようになりました。

中国では蒸し器を使った調理は少なくとも三国時代以前には行われていたようで、日本にも神代には蒸し器と共に調理法方が伝わり、発酵酒を蒸留して清酒を作っては神事に用いた記録や出土品が残っています。結構由緒ある調理方法なのですね!

[材料]
豚バラ肉 ……… 300g
ヤマイモ ……… 250g
トウガラシ ……… 1本
ニンニク ……… 20g
葱 ……… 適量

[調味料]
醤油 ……… 大さじ1
塩 ……… 小さじ1/4
砂糖 ……… 小さじ2
片栗粉 ……… 大さじ1
酒 ……… 大さじ2

[作り方]
1.豚バラ肉をぶつ切りにし、冷水に浸けて血抜きをした後取り出して水気を切っておく。

2.ヤマイモの皮を剥き、1cmの厚さに短冊切りにする。トウガラシの種を取り、千切りにする。ニンニクをみじん切りにする。

3.熱したフライパンに適量のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出す。続いて豚バラ肉、トウガラシ、すべての調味料を混ぜ合わせたものを加える。豚肉の表面に火が通ったら火を止め、ヤマイモを加えてざっと混ぜ合わせる。

4.耐熱容器に作り方3の中身をすべて入れ、容器ごと強火で15分ほど蒸して完成。

Point!
ヤマイモは蒸すことで火を通します。豚肉と混ぜ合わせたらすぐに蒸し器に入れてしまいましょう。

豚バラ肉は通常骨付きのまま調理しますが、日本での食べやすさを考えると骨なしを使った方が良いでしょう。


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