老少平安│豆腐と魚介すり身の広東蒸

難易度:☆ 調理時間:30分以内
広東料理から『老少平安│豆腐と魚介すり身の広東蒸』のレシピを紹介します。台湾でも高級レストランのコース料理でもおなじみの絶品料理、日本の家庭でも簡単に再現できますのでぜひ挑戦してみましょう。

料理名は「老人(老)や子供(少)にも食べやすい(平安)」ということで名づけられています。

漢字の「老」という字はもともと人が杖をついている姿を現す象形文字で「年上の」、「古い」、「時間が長い」などの意味があり、日本と中国でほとんど意味が変わりません。しかし中国語では日本にはない独特の用法がいくつかありますのでいくつか紹介しておきましょう。

一つめは「火を通しすぎ」という意味です。鍋料理などで鍋に長時間入っていた肉を指して「阿,這個肉太老了。(この肉煮すぎ)」のように使います。台湾ではかなりの頻度で食事中に使う語なので中国語学習者は覚えておくと便利です(笑)。

二つ目は中国を代表する偉大な哲学者「老子」の略称として。転じて偉い人を現す単語に使われ、台湾ではボスを意味する「老闆」が上司や小さなお店の店主に呼びかける単語としてよく使われます。大学院などでは自分を担当する教授も「老闆」と呼びます。

日本にはない用法ですので中国語学習者は覚えておきましょう!

それではレシピです。


[材料]
豆腐 ……… 2丁
魚すり身 ……… 80g
エビすり身 ……… 150g
ネギ ……… 20g
片栗粉 ……… 大匙1
ショウガ ……… 10g

[調味料1]
ごま油 ……… 大さじ1
紹興酒 ……… 小さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々

[調味料2]
オイスターソース ……… 大さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1
水 ……… 大さじ2

[作り方]
1.ショウガは細かくみじん切りにし、エビすり身、魚すり身、すべての調味料1と一緒に混ぜ合わせて20分ほど味をなじませておく。

2.豆腐を厚さ1㎝程にきり、耐熱の容器の上に並べる。豆腐の上に作り方1 で混ぜ合わせたすり身を大匙1とり盛り付ける。

3.ネギは千切りにし、冷水につけておく。

4.作り方2の豆腐を乗せた容器を蒸し器にかけ、強火で8分ほど蒸す。

5.鍋に調味料2をよく混ぜ合わせたものを入れて加熱し、とろみがついたら作り方4の豆腐の上からかける。最後に作り方3のねぎを添えて完成。

Point!
すり身に混ぜ込む調味料と最後にかけるソースが味の決め手です。レストランや料理人によって味付けががらりと異なります。

腕に自信のある方は和食や洋食の技術を応用して再現してみてください。

エビや魚のすり身の部分に少量の豚肉ミンチを加えて作ることもあります。厳密には使う魚の種類が決まっているのですが、あまり気にする必要はありません。


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