南瓜濃湯│カボチャのピュレ

難易度:☆ 調理時間:30分以内
野菜の甘味が楽しめる『南瓜濃湯│カボチャのピュレ』のレシピを紹介します。フランス料理風にピュレとしていますが、『カボチャのポタージュ』と書いた方がわかりやすいかも知れません。

中国語では"日本で言う"ポタージュを「濃湯」、コンソメを「清湯」と表記します。ポタージュ(potage)もコンソメ(consommé)もどちらもフランス語ですが、日本で使われているポタージュとコンソメとは意味が異なるそうです。つまり中国語の「濃湯」も「清湯」もどちらもフランス語のポタージュとブイヨンとは意味が異なります。漢字の意味的にはあながち間違ってもいないのですが。

そもそもポタージュはフランス料理が現在の形に洗練されていく過程で田舎の郷土料理と対比した洗練された「スープ全般」を差す語として使われるようになりました。というわけでフランス語でポタージュといった場合は、そのまま「スープ」を指します。このポタージュの中にコンソメやブイヤベースやポトフなどが含まれます。とろみの付いたものから透明なものまで、ほとんどすべてのスープがポタージュです。

対してコンソメは動物から取ったダシに野菜をくわえて煮込み、アクと油分を取り除いて作る琥珀色のスープのことで、ポタージュの一種です。作り方は一種類ではありませんが、シンプルな見た目に反して実際に作るのは非常に手間がかかります。中国の『清湯』は、漉したり油分を取り除いたりするすることはほとんどないので、やはりコンソメとは別物です。

ある国の料理用語をその他の国の言語に翻訳するのは非常に難しいです。辞書のように長ったらしく説明できればそれなりに意味は伝わりますが、同じくらいの文字数でイメージが湧くように表すのはとても難しいのです。筆者も毎度頭を悩ませていますが、ある程度悩んで良いアイディアが思い浮かばない場合は適当に付けます(笑)。

中華料理にもなれてきたら、レシピのタイトルにある中国語名をそのまま覚えてみましょう。料理名からレシピを想像できるようになれば中華料理の上級者です!



[材料]
カボチャ ……… 500g
ショウガ ……… 20g
タマネギ ……… 半個
ニンジン ……… 50g
クルトン ……… 適量
ドライパセリ ……… 適量

[調味料]
塩 ……… 少々
胡椒 ……… 少々
水 ……… 850cc
砂糖 ……… 小さじ1
牛乳 ……… 大さじ1
バター ……… 30g
月桂葉(ローリエ) ……… 1枚

[作り方]
1.カボチャをよく洗い、種を取ってさいの目に切っておく。

2.タマネギ、ショウガ、ニンジンはみじん切りにする。

3.熱した鍋に適量のサラダ油(分量外)をひき、作り方1のカボチャ、作り方2のタマネギ、ショウガ、ニンジンを中火で炒めて香りを出す。続いてすべての調味料を入れて加熱し、沸騰させる。沸騰したら蓋をして中火で20分煮込む。

4.作り方3の鍋の中身から月桂葉を抜き、のこりすべてをミキサーに入れて粉砕する。粉砕したら鍋に戻し、一度加熱して塩や胡椒を加えるなどして味を調える。最後に器に盛り付けてクルトンとドライパセリを散らして完成。

Point!
ミキサーで粉砕するときは月桂葉は抜いておいた方が良いでしょう。長く加熱しすぎると臭みが出ます。

別で茹でるなどして火を通したエビや魚を加えても美味です。

カボチャだけを弱火でじーーーーっくり炒めて作ると旨味、甘味が増します。時間のあるときにお試しください。


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