培根蛋炒飯│ベーコンチャーハン

難易度:☆ 調理時間:30分以内
「中餐丙級證照」シリーズから『培根蛋炒飯│ベーコンチャーハン』のレシピを紹介します。様々な小技で、シンプルながらとてもおいしいチャーハンを作ります。必見のレシピです!

中国の記録に初めて炒飯(らしきもの)が登場するのは隋の時代、越の国王楊素という人が好んだ『碎金飯』とされます。現在で言う『卵炒飯』です。その後1000年を経た宋の時代、米食が中国全土で定着し従来の薪よりも強い火力で過熱できる石炭による調理が可能になると、炒める、揚げるなど中華料理を代表する様々な調理法と中華なべなどの様々な調理器具が登場します。我々の知る炒飯はほぼこの時代に形が完成し、各地で様々な形式の炒飯が生まれることになるのです。

特に江蘇省揚州に伝わる『揚州炒飯』はキングオブ炒飯として中国全土で非常に有名です。そのうち紹介したいと思います。この『揚州炒飯』に次いで有名なのが福建省の『福建炒飯』。これは移民らによって海外に広められ、台湾を始めマレーシアやインドネシア、シンガポールで食べられる炒飯の元になりました。『福建炒飯』はシルクロードを伝ってトルコ以西のヨーロッパにも伝えられ、『ピラフ』や『パエリア』になります。『福建炒飯』の流れを汲む炒飯は米をスープなどで炊いて作るのが特徴です。

日本には遣唐使によって伝わっていたとされます。隋の時代にはすでに愛好者がいたほど非常に古い歴史を持つ炒飯。歴史を噛み締めながらいただきましょう。


[材料]
ベーコン ……… 40g
卵 ……… 2個
冷飯 ……… 400g
ネギ ……… 適量
タマネギ ……… 半個

[調味料]
醤油 ……… 小さじ2
塩 ……… 少々

[作り方]
1.卵は卵白と卵黄に分けて溶いておく。ベーコンは千切りにする。ネギはみじん切りにする。タマネギはみじん切りにする。

2.卵黄を冷飯とよく混ぜ合わせ、一塊にしておく。

3.鍋に大さじ1のサラダ油(分量外)をひき、ベーコンとタマネギを入れてタマネギの色が変わるまで炒める。

4.作り方3の鍋に卵黄と混ぜ合わせたご飯を入れ、フライパン返しで切るように(→Point参照)して混ぜながら強火で5分ほど炒める。

5.作り方4の鍋の中のご飯と具を端に寄せて中央に空間を作り、卵白を入れる。卵白を散らすようにして火を通したらその他の具とよく混ぜ合わせる。少量の塩を加えて味を付けたら米の粒がバラバラになるようにかき混ぜながら続けて炒める。

6.鍋の端から流すようにして醤油と残りの塩を加えたら、味が均一になるように炒めながらよくかき混ぜる。最後にネギを散らして完成。

Point!
ご飯はフライパン返しで押さえつけてはいけません。切るように混ぜます。

日本の普通の家庭のコンロで調理するなら、火力は最初から最後まで強火です。途中絶対に火を弱めては行けません。焦げ付くようなら油が足りません。ベーコンからも油は染み出しますが、焦げるようなら油を足しましょう。


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