百花荔枝│百花ライチ

難易度: 調理時間:1時間以内
季節は過ぎてしまいましたが、ちょっと珍しい料理『百花荔枝│百花ライチ』のレシピを紹介します。日本人にはかなーり珍しい料理に移るかもしれませんが、台湾では最近ライチを使った料理が増えてきました。

ライチは栽培のための条件がかなりシビアで、あれだけ広い中国でも華南から四川省南部、雲南省にかけての地域、そして台湾くらいでしか栽培されていません。霜に弱く、0度以下では越冬できない植物ですが、短い冬の気候にあたらないと結実しないという特徴があり、天然の環境では栽培できる場所が限られているのです。温室などを整備すれば日本でも栽培が可能ですが、かなり手が掛かるので大規模には行われていないようです。

台湾ではライチの旬になると観光農場で「ライチ狩り」が楽しめ、台湾人にもとても人気のレジャーとして定着しています。ライチは収穫した直後から味が落ち始めるので、市場や果物屋で買ったものよりももぎたてのライチの方が数倍おいしいのです。台湾では5-6種類の品種が栽培されており、それぞれ早生、晩生の別があるので、シーズン中は少しずつ風味の違うライチが次々と楽しめます。

このライチ狩りを目的に台湾旅行に訪れるのも悪くないかもしれません。

ちなみにライチ狩りのシーズンは4月の終わりから7月の終わりまで。年度によっては5月から7月頭までの事もあります。冷凍品は日本でも食べられますが、やはりライチは生で味わってみたいものです。

ライチを使った料理はエビとあわせるのが基本で、この料理以外にも様々なものがあります。中華料理独特の果物と海鮮を合わせた料理をぜひお楽しみください。ライチは冷凍品を解凍して作るのが簡単です。

[材料]
ライチ ……… 15個
エビ ……… 200g
片栗粉 ……… 適量

[調味料1]
塩 ……… 小さじ1/2
ごま油 ……… 小さじ1/2
胡椒 ……… 少々
片栗粉 ……… 小さじ1

[調味料2]
ケチャップ ……… 小さじ2
豆板醤 ……… 小さじ1
砂糖 ……… 小さじ1
片栗粉 ……… 小さじ1
酢 ……… 小さじ1


[作り方]
1.エビは殻をむき、背ワタを取ってよく洗った後、細かくみじん切りにしておく。

2.ボウルに作り方1のエビの身と全ての調味料1を混ぜ合わせ、15分ほど置いておく。

3.ライチの皮を剥き、包丁で半分に切れ込みを入れて種を抜く。種を取り除いた部分の水分をキッチンペーパーなどで吸い取り、果肉の表面には片栗粉をまぶしておく。

4.作り方2のエビの身を種代わりにライチの中に入れる。

5.耐熱の容器に作り方4のライチとエビで作ったボールを置き、蒸し器に容器ごと入れて強火で5-10分ほど蒸す。

6.片栗粉以外の調味料2をフライパンに入れて加熱し、沸騰したら適量の水で溶いた片栗粉でとろみを付ける。作り方5の蒸しあがったライチとエビにかけて完成。

Point!
エビの身はライチの種の部分より少し大きめの球状にしておき、半分に切ったライチの果肉ではさむようにして作ります。

出汁で煮込んでもおいしく食べられます。




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