米乳│米乳

難易度:☆ 調理時間:2時間
本日は100%植物性の牛乳様ドリンク『米乳│米乳』のレシピを紹介します。いわゆる『米漿』にちょっと手を加えて作る料理で、サラサラした喉越しは一瞬本物の牛乳と錯覚してしまうほどです。素食の一種でもあります。

さすがにカルシウムの量は牛乳には及びませんが、米蛋白、食物繊維、不飽和脂肪酸、ビタミンB群、水溶性の多糖類の含量は牛乳と同等かそれ以上、米の産地にも寄りますが各種の微量元素も豊富に含むので栄養源としても優秀です。

精米する前の玄米の段階では、米は胚乳、糠層、胚芽の部分に分けられ、それぞれ全体の92、5、3パーセントの割合を占めます。味はともかく栄養の観点から見れば体積の3パーセントしか含まれない胚芽部分に米の栄養成分の70パーセントが含まれており、玄米が健康によいとされる所以となっています。よくある玄米健康法が体にいいのは間違いないのですが、料理には味も重要なのもお忘れなく。

玄米はきちんと正しく調理しないと食べにくいどころか、たぶん胃腸がやられます。普通の米と同じように炊くだけじゃだめですよ!健康目的で毎日食べるなら正しい食べ方を勉強してからにしましょう。

さて、精米して胚乳の比率を上げたお米の栄養を見てみましょう。実は胚乳の栄養分も層状になっており、特に米タンパク質は胚乳部分の外層に集中しています。この米タンパク質、実は食用植物中ぶっちぎりの完全さを誇り、その含量比率は牛乳とほぼ同じ。消化も容易で血管の柔軟性を保ち、血圧を下げる効果があることも分かっています。さすがに肉類のタンパク質に匹敵するとまでは行きませんが、米タンパク質の健康パワーはこれからもっと注目されることでしょう。まぁ、こちらもあまり含量が高くなりすぎると炊いたときにパサついて味を損なうのですが…。

我々日本人が古来より主食としている米の栄養素を余すところなくいただける『米乳│米乳』、牛乳を飲んでおなかが痛くなるという人は、こちらを代わりにしてみてはいかがでしょうか?カルシウムと鉄分が不足しそうですので、小魚などを一緒に食べれば完璧です!

[材料]
米 ………60g
ピーナッツ ……… 50g
砂糖 ……… 100g
水 ……… 1200cc
シナモン粉 ……… 適量

[作り方]
1.米をよく洗い水に2時間ほど浸けておく。

2.フライパンでピーナッツを表面の色が変わるまで煎り、皮を剥いておく。

3.ミキサーに作り方1の米と作り方2のピーナッツを入れ、水600ccを加えて粉砕したら麺の布などで漉す。米漿の完成。

4.作り方3の米漿に残り600ccの水と砂糖を加えてよくかき混ぜ鍋に入れる。常にかき混ぜながら軽くとろみが付くまで加熱し、器に注いで適量のシナモン粉を振りかけて完成。

Point!
もち米で作ると粘ります。牛乳のような食感を楽しみたい方はうるち米で作りましょう。

一度加熱しておけばあとは暖かいままでも、冷やして飲んでもOK。砂糖の量は好みで調節してください。

出来上がりはピーナッツのようなうっすら黄色掛かった液体になります。


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