涼拌螺絲瓜│ねじ巻きキュウリの浅漬けサラダ

難易度:☆ 調理時間:2時間
本日は『涼拌螺絲瓜│ねじ巻きキュウリサラダ』のレシピを紹介します。手軽に作れる上、食感も面白いのでちょっと変わったサラダを準備したいときなどにおすすめです。

この料理で使われるキュウリの原産地はインドだと言われており、インドから中国経由で日本に伝わりました。日本の農業規格では小型のものしか認められていませんが、中国ではヘチマほどもある巨大なキュウリが食用にされることがあります。

キュウリは大別して生食するものと熟してから食べるものの二種類があります。日本では90%以上が生食する品種で、熟したキュウリを食べたことがある、または食べられるのを知っている人は希でしょう。筆者も中国に行くまで日本のあの細くて緑色のものがキュウリの全てだと思っていました(笑)。

中国には西漢の時代にシルクロードを旅した張騫によって伝わりました。なんと紀元前2世紀の話です。西方からもたらされたため「胡瓜」と呼ばれます。その後、隋煬帝が胡人を忌避したため「胡瓜」から「黄瓜」と名前が変わり、この表記が日本に伝わってキュウリと呼ばれるようになります。

中国では一時期完熟させてから食べる品種が大流行し、その習慣が江戸時代に日本にも伝わったため、本来生食すべき品種を完熟させてから食べるという間違った食べ方が蔓延してしまいました。生食する品種を完熟させてから食べると苦味が出てキュウリ特有のさっぱり感がまったくなくなってしまいます。この間違った食べ方が流行したため江戸時代のキュウリは「毒のある野菜」と考えられ特に注目されることはありませんでした。明治時代以降品種改良が進み現在のようなおいしいキュウリが食べられるようになったのです。

[材料]
キュウリ ……… 4本
ショウガ ……… 20g
トウガラシ ……… 2本
ニンニク ………3個

[調味料1]
塩 ……… 小さじ1

[調味料2]
砂糖 ……… 大さじ3
酢 ……… 大さじ3
水 ……… 30cc
固形ブイヨン ……… 少々

[作り方] 
1.キュウリを長さ2cmの長さに切りそろえ、リンゴを剥く要領で渦巻状に内側に向って皮を剥いていく。出来たら元の形に戻し調味料1の塩をまぶして10分ほど置いておき水を抜く。水が抜けたら器に盛り付けキッチンペーパーなどで余分な水をふき取っておく。

2.トウガラシは種を抜き、千切りにする。ショウガは千切りにし、5分ほど水に浸けて取り出しておく。ニンニクはみじん切りにする。

3.熱したフライパンに少量のサラダ油(分量外)を引き、ニンニクを弱火で炒めて香りを出す。全ての調味料2を加えて沸騰させ、トウガラシとショウガを加えて混ぜ合わせてドレッシングを作る。ドレッシングが出来たら火を止めて荒熱を取り、作り方1のキュウリにかけてラップをし冷蔵庫で1時間ほど冷やしたら完成。 

Point!
キュウリを渦巻状に切るときは皮から中心部までつなげたまま一枚の薄切りを作る要領で切りましょう。元に戻したときにこの皮の隙間にソースが浸みます。

中華風に作るなら調味料を炒めるときに小さじ1ほどの花椒を加えて作ります。日本で作るなら出来上がりに山椒粉を極少量振ってもいいかもしれません。


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