糖醋排骨│豚カルビの甘酢ソース

本日のレシピは『糖醋排骨│豚カルビの甘酢ソース』です。以前『糖醋○○│○○の甘酢ソース和え』という記事でざっと作り方を説明していましたが、今回は改めてレシピをおさらいしながら豚カルビを使って作ってみましょう。

この『糖醋排骨』は日本中華の定番である『酢豚』の原型にもなっている料理です。韓国の中華料理屋さんで何人か集まって『짜장면、자장면│韓国風ジャージャー麺』を食べる時に、追加で注文する料理といえば『탕수육│糖醋肉』が定番ですが、こちらもこの料理が原型になっています。台湾をはじめ、もちろん中国、日本、韓国と因縁浅からぬ国家ではよく見かける中華料理なのですが、なぜか他のアジア地域では見かけることの少ない料理です。日韓中台以外のアジア地域では広東料理の店くらいでしかほとんど食べられません。不思議なものですね。ちなみにインドネシアでは『Keluyuk』と呼びますが、こちらは『咕嚕肉』を広東語で読み、現地の音を当てたもの。たしかに似ている料理なのですが、混同が見られますね。何でそんなこと知ってんだという話はさておき…(笑)。

和風中華である『酢豚』は日本独自の発展を遂げ、鶏肉を使った『酢鶏』や黒酢を使った『黒酢豚』などもあるそうです。韓国の『탕수육』はテイクアウトを頼むと、揚げた豚肉とソースを別々にして配達してくれます。今後も各国、地域で独自の発達を遂げていくことでしょう。未来が楽しみな料理です。

日本でなら冷凍食品やレトルトで簡単に作れてしまうので、なかなか自作する人はいないと思いますが、そこであえて手作りに挑戦するのが台湾・中華料理ファンというもの。それほど難しいものではないですし、ぜひ自作に挑戦してみてください。


難易度:


調理時間:
30分以内

材料1:
豚カルビ ……… 400g
 (骨が無い方が食べやすいですが、あってもよい)
タマネギ ……… 1/4個
ピーマン ……… 1/2個
ニンジン ……… 1/3本
ニンニク ……… 3個
水溶き片栗粉 ……… 大さじ3

調味料1:
ケチャップ ……… 大さじ3
砂糖 ……… 小さじ3
水 ……… 大さじ2

調味料2:
卵 ……… 1個
酒 ……… 小さじ1
醤油 ……… 大さじ2
片栗粉 ……… 大さじ2


作り方:
1.豚カルビを食べやすい大きさに切り、調味料2を混ぜ合わせたものに20分ほど漬けておく。

2.タマネギは食べやすい大きさに切る。ニンジンは皮をむき薄切りにする。ピーマンは食べやすい大きさに切る。ニンニクは皮をむき包丁の腹で押しつぶしてつぶしておく。

3.鍋に揚げ物油を170度に熱し、作り方1の豚カルビを弱火で3-4分揚げて火を通す、その後強火に変えて更に1分ほど揚げたら、取り出してキッチンペーパーなどで油を切っておく。

4. 鍋に大さじ2のサラダ油(分量外)をひき、ニンニクを炒めて香りを出したら、タマネギ、ニンジンを入れて柔らかくなるまで炒める。すべての調味料1を加え沸騰したら水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。

5.作り方3の豚カルビ、作り方2のピーマンを加えソースと混ぜ合わせてよく絡めたら完成。


Point:
タマネギ、ニンジン、ピーマンは具のほんの一例です。キクラゲやパイナップルとあわせるのも一般的です。いろいろとオリジナルの具も試してみてください。

豚肉の大きさで食感がずいぶん変わります。細長く短冊状に切ったり、さいの目に切ったりいろいろ試してましょう。

 漬けておく時間は20分ですが、その後の調理は数分で終わります。特に作り方最後でソースを作ってからは数十秒で調理を終えるようにしましょう。パリパリの衣に、トロトロのソースをかけ、すぐに食べるのがポイントです。





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