麻油雙腰│麻油双腰、豚腎臓と鶏白子のごま油煮込み

麻油雙腰│麻油双腰、豚腎臓と鶏白子のごま油煮込み

昨日は豚の腎臓を使った薬膳料理『杜仲腰花』という料理を紹介しました。本日は同じく豚の腎臓を使った『麻油雙腰』という料理を紹介したいと思います。以前『麻油雞』という料理を紹介しており、調理方法はそれとほとんど変わりませんが、後ろの鶏の部分が双腰になっていますね。いったいどういうことでしょうか?


中国語で腰子と書いて腎臓を意味します。昨日はそれに飾り包丁を入れたので、腰花という名称でしたが、それが双つとはどういうことでしょう?腎臓が一組あるから?腎臓と肝臓を使う?いえいえ、正解は材料の一方に腎臓と形の似ている鶏の○○を使うからです。(昨日いきなりブログのアクセスが落ちてたので検索エンジンに蹴られるようになった可能性があります。○○の部分を直接表記したのが原因のような気がするので、いちおう伏字にします。)

いやーん、○○なんて…という方が大部分でしょう。台湾のほとんどの若い女性は(材料を知ってしまえば)男性の前であえてこの料理を注文することはありません(台湾人も猫をかぶります)。日本では鶏の○○は焼き鳥店の珍味”白子”として提供されていたりするので、日本のほうが若者にも受け入れられやすいかも知れませんね。味はほとんどないですが、クリーミーな食感です。

しかしこの『麻油雙腰』は、割と高級な料理(需要と供給のバランスのせい?)である上、ある程度以上の年齢の台湾人にもよく食べられている料理です。『麻油鶏』を提供している一部のお店でも注文することができますし、客家料理店などでも食べられます。

日本では鶏肉を卸している精肉店か焼き鳥屋で味なしの白子を頼んで、持ち帰れば材料はゲットできると思います。お試しあれ。

(写真はニンニクを追加したバージョン)

難易度:
☆☆

調理時間:
一瞬

材料:
豚腎臓 ……… 1個
鶏○○ ……… 6個
生姜 ……… 1塊
クコの実 ……… 大さじ2
 (なくても作れます)


調味料:
酒 ……… 200cc
ごま油 ……… 大さじ2
固形ブイヨン ……… 小さじ1


作り方:
1.生姜はスライスする。腎臓は食べやすい大きさに切った後、交差するように飾り包丁を入れる。腎臓は熱湯にサッとくぐらせて、冷水に付けておく。鶏○○はよく洗っておく。

2.熱した鍋にスライスした生姜を入れ、軽く焦げ目がつくまで炒める。大さじ1のごま油、クコの実を入れてサッと炒める。

3.同じ鍋に作り方1の豚腎臓と鶏○○を入れ軽くいためた後、酒を加えて蓋をし中火で煮込む。

4.ブイヨンスープで味付けし皿に盛り付けて、残りのごま油を上からかけて完成。


Point:
生姜スライスから完成までの流れは『麻油鶏』も参考にしてください。

アルコールを完全に飛ばさなくていいなら、調理は正味5分ほどで終わります。材料さえそろっていれば非常に簡単な料理です。

皿を熱湯に浸けて置くなどして暖めておけば、出来上がりの料理が冷えにくく、しばらくは暖かさを保ったままおいしく食べられます。逆に言えば冷えるとあまりおいしいなくなるので、食べる直前にささっと作ってしまいましょう。

豚の肝臓やニンニクを加えて作ったりすることもありますが、調理時間はほとんど変わりません。




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